取り組み

授業づくり公開研究会

授業づくり公開研究会の授業風景
福岡県教育委員会、北九州市教育委員会後援による「授業づくり公開研究会」を実施し、地域の教科研究サークルと連携した公開授業、研究協議会、講演会を行い、相互の学び合いの場を設けています。令和元年6月8日に「授業づくり公開研究会」を実施しました。この取り組みを始めて、20数年になります。令和元年度は、「主体的・対話的で深い学び」の実現に資する授業改善の視点を生かした授業を提案し、各教科等の分科会で、授業づくりのあり方を協議しました。主催は附属小倉小学校ですが、例年、福岡県教育委員会、北九州市教育委員会の後援をいただき実施しています。地元北九州市の公立校の先生方を中心に、約800名参加者にお越しいただいています。本校の「授業づくり公開研究会」の特色は、次の三点です。
  • 学習指導要領及び研究主題等に基づいた内容で実施
  • 北九州市教科等教育研究部会との連携
  • 北九州市教育委員会の現職教員研修として実施

研究発表会

令和2年2月14日、15日に研究発表会を実施しました。「学びに没頭する子どもを育てる授業」を研究主題に掲げ、目指す子どもの姿の具現化に資する授業を提案しました。各教科の分科会では、「学びに没頭する子ども」の姿を生み出すための授業者の働きかけ、学習中の子どもの「学びに没頭する」様相を基に、参会者からの活発な質問、意見があり、充実した時間となりました。また、両日とも講師の先生にご講演いただきました。
 一日目の講演は、福岡教育大学大学院教授若木常佳先生をお招きしました。「『Learning Partner』としての教師」を演題に、「主体的・対話的で深い学び」を生み出すための教師のあり方についてご講話いただきました。また、二日目の講演では、慶應義塾大学教職課程センター教授藤本和久先生をお招きしました。「授業における教師の立ち位置」を演題に、没頭へと誘う教師の働きかけについて、子どもの姿に基にご講演いただきました。
 
令和元年度も全国から1000名を超える参会者があり、教育研究の充実に寄与しています。大学の先生方のみならず本校の先輩方にも高い専門性を生かした指導・助言をいただき有益な示唆を受けています。このように、本校の研究発表会は、本校の教員、子ども、保護者、大学の先生、本校の先輩、そして参会者が総力でつくり上げています。

福岡県教育委員会・北九州教育委員会・市町村教育委員会との連携

  • 北九州市立教育センター主催の「中堅教員等資質向上研修会」における研究授業の授業者、研究協議会の提案者、アドバイザーとして参加し、附属学校の研究成果を還元しています。
  • 福岡県教育センター主催のキャリアアップ講座を会場校として実施し、実践発表者として附属学校の研究成果を提案します。
  • 地域の公立学校、教科研究サークル、市町村教育委員会から要請を受け、研究授業の実施、研修会での指導助言、実践発表などを行っています。

地域の核となる人材育成

福岡県教育委員会、市町村教育委員会と連携し、地域の核となる人材育成を行っています。福岡県教育委員会の長期派遣研修員制度により派遣された公立学校教諭に対する1年間の指導を通して、研究主題に基づいた実践研究により指導力の向上に努めています。